ブランドの美しさ コーチ

2018.12.24 (月)

ブランドの持つ、素晴らしさについて思うところを書いています。前回はゲラルディーニについて。今回は、昔のコーチ「オールドコーチ」について記載していきます。

野球で使うグローブの革を目指して加工されたもので、そのしなやかさと軽さと丈夫さ、そして使い込むことで革が馴染んでいくという性質には定評があります。品質に定評があるということは、ブランドにとって大きな財産でしょう。
2000年代に入って、コーチはブランドは路線を変更します。環境の変化に対応してどんな企業も方向変換をしていくものでしょうから、まったく否定するものではありません。今はファッションブランドとして新しい道を進んでいるようです。ブランドは、勝ち続ける前に存在し続けなければいけないのだと思います。
コーチの作品の中で、もっとも有名な皮革シリーズは「グラブタンレザー」だと思います。ファンも多く存在しているグラブタンレザーは、革の持つ温かみを感じる、ちょっと懐かしさもある製品が多く出展されていました。アメリカ製の2000年までに製造されたものを「オールドコーチ」と呼ばれていますが、触ると感じる滑らかさから、その皮革の質の良さが表れていました。「昔のコーチが好き」「あの時の製品が欲しい」という声が今なお多いのも納得できます。
 
オールドコーチの私の好きな点を挙げてみます。以下は、声を大にして伝えたいと思います。
(1)軽さ
見た目が厚い皮革を使っているので、バッグなどの製品となるとずっしりと重いのではないかと心配してしまいますが、持ってみると軽いのです。皮革の加工、鞣しの技術が優秀なのだと思います。
(2)作りが丁寧で丈夫
付属の金具もしっかりしていて、荷物の重さにもびくともしないだろう、という安心感があります。縫製する糸もまた安心感のある太さ。実直な造りだなと感じます。
ブランドは方向転換をして、今の主力商品ではなくなりましたが、コーチの持っている技術は素晴らしいものだと感じています。物の良さや生まれてきた経緯も含めて、選ぶべき製品の一つに挙げられて良いのではないかと思います。

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