「このブランドが好き」というテーマで、ブランドのこと、商品について書いていきたいと思います。
一流メゾンは、その技術力と実績と文化とファンによってその歴史を作り続けています。そのブランドの美しさを、先日の雨の日に知り合いの女性が持っていたバッグを見て再認識させられました。
そのバッグは、ゲラルディーニの赤いトートバッグでした。
ゲラルディーニのロゴのモノグラムプリントが施されたシャカシャカした素材感の生地で作られたものです。ベージュやグレイがベーシックな色付けでしたので、ゲラルディーニで「赤」は新鮮でした。しかも、それほど一般の方々に周知されているブランドではないし（失礼！）、久しぶりに見かけたな、とちょっと感動しました。
知り合いの女性曰く、「軽くてとても好き。昔から少しずつ購入してきてゲラルディーニ製品をたくさん持っている。その中から、今日は雨だからこれにした」とのこと。
薄いポリエステルの生地にポリウレタン樹脂でコーティングした素材は、昔はパラシュートに使用されていたそうで、軽さと丈夫さを兼ねたものです。ゲラルディーニは本来イタリアの皮革製品（アパレルも服飾雑貨も）の老舗であるので、新規事業として取組み生まれたのが、この素材「ソフティ」シリーズです。
バッグって、年齢を重ねていくにつれて、少しでも軽いものを選ぶようになってきます（※完全に主観です）。その中に荷物をいれるのですから、バッグ自体が重いとなると総重量が増えて疲労度が高まりますので、持つのがだんだん嫌になってきます（※これも主観です）。
大人の女性が、そのブランドの素晴らしさを知ってその価値を感じながら使っている、というのは、本当のおしゃれなのではないかと思います。たくさんのブランドがあって、それぞれの良さがあります。トレンドだとか今人気だから、という他力の判断による選び方ではなく、自分のポリシーや好みやニーズに合うブランド・商品を選ぶことが出来る人は、すごく感性が豊かでかっこいいと思います。ゲラルディーニの良さを知って愛用する知り合いもまた、素敵な女性だな、と改めて思いました。
