どの段階で染める?糸か反物か?製品になってから?

2021.05.26 (水)

洋服にとって、色ってすごく重要です。

色、デザイン、素材が洋服の3大要素です。色が気に入ってデザインがステキでも、素材が合わないとその服は選ばないし、同じようにデザインと素材が良くても色が気に入らなければ、その服は着ませんよね。
さて、色は服にとってとても大事なポイントになるのですが、その色は、どのようにつけられているのでしょうか。
 
一般的には染料をつかって染めます。素材との相性があるので、それをうまく利用して染料を決めて、染めていきます。染める工程は、どこに入るのかというとこれもたくさんの方法があります。
 
大きくは3つの方法があります。
1つめは、糸の段階で染めて色を付ける方法です。色がついた糸を織り上げて反物を作ったり、編んで編み物にします。糸の段階で染めることを先染といいます。
2つ目は、生地になった段階で反物まるごとを染める方法です。後染といいます。均一に色が染められるのは、後染めよりも先染めです。
3つ目は、製品染めです。Tシャツなど製品が出来上がったあとに染めていきます。製品染めも後染めのひとつです。製品になってから染めるよりもやはり先染めの方が、色ムラのない仕上がりになります。一方で、
Tシャツの裾が濃い色で胸元や肩にむかっただんだん薄い色になるようなグラデーションをつけた仕上がりにしたいときは、製品染めで染めます。一点一点仕上がりが違って、味わいのある一品になるでしょう。
 
どんな服にしたいのかによって、作り手は染めにもこだわって選んでいきます。さて、あなたのいま着ている服は、どのように染められているでしょうか。

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