ファッションと品質 日焼けで変色

2019.03.18 (月)

もうすぐお彼岸、衣替えの季節です。冬物衣料はまたきれいに着用できるように、クリーニングに出す、自宅で洗濯するなど必要なお手入れをして、保管しましょう。常時日に当たる場所に置いていると、日焼けしてしまうことがあります。

服も紫外線の影響を受けます。クローゼットに掛けて保管していても、扉を開けている状態が常習化していると、右側だけ、左側だけと日光の当たる側が変色することもあります。
これ、原因は太陽だけのことではなく、スポットライトでも起こります。
アパレル社員時代、店舗のディスプレイにも携わっていました。メインウインドウでは、その時期に一番推していきたいアイテムを使ってスタイリングを組み、ディスプレイをして、そのスタイルが美しく映えるようにスポットライトの位置を調節します。少なければライトを足して、いかにして魅力的に見せるかを意識していました。
そんな環境の中でずーっと長い期間着せたままにしていると、スポットライトの強い光によって服は焼けてしまい、変色してしまうことがあります。数日でスタイリングは変更するようにしていれば問題ないので、こまめに着せ変えるように指示していましたが、実際にライトの影響で変色したという販売店からのクレーム品もありました。
自宅ですと、人に見せるための強いスポットライトで、ディスプレイされている方はいないのではないかと思いますが、
日焼けは、どの家にもあり得ることですので気をつけましょう。
完全に日光から遮断された空間に洋服がきれいに収納されているのが理想ではありますが、そうもいかないという家庭もあるでしょう。できるだけ同じ状態で放置しないこと。出来ることをきちんとして、大切な洋服を守っていきましょう。
お手入れ不足で起こる洋服のトラブルは、持ち主の責任ですよ。

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