人に伝えることの難しさ

2019.03.20 (水)

自分以外の人がいる時。

たった3~4人の中でも、全員の意見が揃うことはありません。同じ環境にいて同じものを見て聞いていても受け取り方や解釈が違ったりします。これ、チームでの仕事で皆さん経験されていると思います。
認識を共有することが、おそらく一番大切なことです。つまり状況に対していかに同じ認識を持たせることができるのか、これこそがリーダーの仕事です。
丁寧に文言で書いても、読み違えたり早とちりしたり、大の大人でも完全に理解はしません。目で見て認識する文字とフローチャートなどで図解化したものと耳を使って認識する声を合わせて、なんとしても理解度を高めていく努力が必要です。
書いたから分かるだろう。読まない方が悪いんだ。といっていたら仕事は進みません。自分で書いた文言を、読み返して本当に子供にでも伝わる説明だったのか、確認しましょう。伝わらない文言を書いておきながら、ちっともわかってくれないと思わないことです。どれだけ他人に対して「伝える手段」を持っているか、がリーダーに問われる重要な資質なのでしょう。
一方で、読んでもわからない、面倒だ、何をすればいいかだけ教えてほしい、などと言っているようでは、仕事は進みません。一度読んで分からないことは10回読めばいいことです。それでも通じないならば、聞いて正しく理解するようにしましょう。自分の把握力のなさを棚に上げないことです。
チームで認識を共有する。こんなことを会社員時代には心と時間を割いていました。そして組織を離れる方向へ進んで、今があります。今は自分と同じ仕事をする人への説明ではなく、お客様に対するコンサルティングにおいて説明をしています。これは、不思議と苦にならないんですよね。
最近、お仕事で関わっているメンバーとの意思の疎通の難しさを感じる場面に出くわしまして、ああ、こういうのあったなあ、会社で。と
いろいろな想いが巡ってきました。伝える側と受け取る側。双方の歩み寄るスタンスがあれば、その仕事は成功したようなものです。
組織の中での働き方に悩む方に届くといいなと思います。

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