2018年秋冬コレクションの作品を見ていると、いくつか共通したトレンドのキーワードが見つかりました。そろそろ始まる秋冬シーズンの前に、キーワードごとに、一つずつ紹介しています。
今回は3つ目のキーワードです。テーマは「ワンカラースタイル」。
全身を1カラーでまとめるスタイルが、多く見られました。これ自体は、特に目新しいものではありません。例えば、2年前の冬に、日本のアパレル市場において、「冬のホワイト全身コーディネート」が浸透したことは記憶に新しいですね。
2018年の秋冬においては、まず、欠かせないのが「暖色」の一色でトータルコーディネートを作るスタイルです。
目立った色は、「目も覚めるようなピンク」。そして、2018年の春夏での注目カラーであった「赤」、そして「オレンジ」です。この秋冬においては、「暖色系」の色がキーカラーとなりそうです。
マルニのピンク
オスカー・デ・ラ・レンタの赤
モスキーノのオレンジ
ジルサンダーでは、全身「白」スタイル、「黒」スタイル、「茶」スタイルを提案していて、これらはすっきりと大人っぽい印象を与えるものでした。これらはスタイリングのベースの色になりますので、重要です。
差し色と合わせるときは、白・黒に対してピンクや赤を合わせたり、茶に対してオレンジを加えていくと、まとまりのあるスタイルが作れますので、ワントーンに飽きたときには、ぜひ色を組み合わせてアレンジを加えてみてください。
2018年秋冬のファッショントレンド予測3_暖色系
2018.07.12 (木)
関連する投稿
- 2021秋冬トレンドキーワード5 服飾雑貨
- 2021秋冬トレンドキーワード4 カラー
- 2021秋冬トレンドキーワード3 テキスタイル
- 2021秋冬トレンドキーワード2 ディテール
- 2021秋冬トレンドキーワード1:アイテム
現在の記事: 2018年秋冬のファッショントレンド予測3_暖色系