2021年のファッショントレンドをまとめています。今回はデザインや細部の工夫など、注目される「ディティール」を見ていきましょう。
パリ、ミラノなどのコレクションから、2021秋冬のファッショントレンドのキーワードが浮かび上がっています。どんなディティールが注目されていて、取り込まれていくのでしょうか。本格的なシーズンの前にチェックしておきましょう。
①カットワーク
20201年秋冬コレクションでなんといっても、目立っていたのが「カットワーク」でした。
カットワークはいろいろなタイプがありますが、
大まかにいえば、生地を大胆に切り取ったもの。生地をくり抜いてデザインにした服が
コレクションで多用されていました。
くり抜いた部分は肌が露出されています。透けていることとその大きさや個所によって
実際の私たちのファッションへの取り入れやすさが変わります。
②幾何柄
ひとつのモチーフを連続して並べてつくる幾何柄ですが、コレクションで多くのブランドが取り入れていました。ことしの秋冬に取り込まれてくるのではないかと思います。
パブロピカソが提唱した「キュビズム」の表現方法を取り入れているとして、注目を集めています。ジルサンダーやヴェルサーチなどのコレクションで提案されていました。モダンでありつつ、ちょっとレトロ感のある幾何柄は、取り込みやすいと思います。スカーフなど小さなアイテムなら抵抗なく使えます。