11月中旬のレディースファッション市場 30代セレクトショップ

2016.11.22 (火)

今回は、30代に人気のセレクトショップの中から、ユナイテッドアローズとジャーナルスタンダードのレポートです。

しっかりと冬らしい気温になりました。朝晩はとても寒く、通勤時の女性の姿はコートにストール・マフラーがスタンダードです。
店頭の商品展開も、もちろん冬全開。コートメインのスタイリングと、ニットがメインの展開です。コートはキレイ目なチェスターコート、ガウン風のラップコート、少しカジュアルテイストなダッフルコート、そしてダウンコートが主軸です。中に合わせているのは、セーターなどのプルオーバーが多いのですが、身幅がゆったりしていて、袖幅もたっぷりのシルエットが継続して人気です。ゆるトップスにはワイドパンツの合わせがとても多く提案されていました。
ワイドパンツは、ウエスト下にタックをいれて、よりたっぷりの分量感を出しています。冬素材でも薄目のサキソニーやフラノなど軽くあたたかなウール素材のものが多く、ワイドのシルエットも落ち感があってエレガントに着こなすことができます。冬素材だけど、とろみを感じる素材のボトム、が今らしいスタイルには欠かせないようです。
クロップト丈も目立ちます。分量が多い太目のパンツは身長の低い方は、クロプト丈のほうが足元で少し「抜け」ができてすっきりしたスタイリングになります。靴やブーツと、足元とパンツをつなぐ足首は、ソックスやタイツをパンツと同系色にすると縦のつながったラインができるので全体のバランスが良くなりそうです。ワンポイントアドバイスです。

また、店頭では、赤のニットやチェックのストール、帽子、バッグなどを合わせて見せていて、クリスマスの演出も見られました。ジャーナルスタンダードでは、新しくペパーミントグリーンやベビーピンクのモヘアニットが出ていました。暖かい冬のアイテムの中に、次に春を意識した色展開です。

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