今回は20代向けのブランドが、今、何を打ち出しているのかをレポートします。
カジュアルテイストのブランドでは、アウターがウールのコートに移行しています。秋口はMA-1風ブルゾンと、ライダースジャケットがメインでしたが、ウールのコートが多く見られます。フード付きのダッフルコートも人気です。ローリーズファームでは明るい水色のダッフルコートをウインドウでディスプレイしていました。インにはおなじ水色ニットのセーター+スカートのセットアップを合わせていて、きれいな梅春・春色での展開です。他では、ゆったりニットとワイドパンツでの合わせが多く見られて、やっぱりこのスタイリングなのか、と今シーズンの人気の総まとめの感があります。
セクシーギャル系ブランドでは、やはりコートスタイルです。
コートは丈長ものというより、腰までのハーフ丈が多く、ダッフル風のムートンコートやメンズライクなチェスターコートなどが目立っていました。フェイクファーのブルゾンも見られました。これに合わせるスタイリングとして、シンプルなニット（Vネックが多い）にタイトミニが多く見られました。タイトミニは先月まではデニムスカートが多かったのですが、今はウールのシャギー(毛足が長い素材）のチェック柄やツイーﾄﾞ素材など、冬素材へ変わってきました。これにブーツを合わせて、完成です。
また、「2buyオフ」といって、2枚買うと1枚目も合わせてオフになる割引や、あらかじめ決められたアイテムから2枚以上まとめて買うと割引がある、というものなど方法はいろいろですが、割引による購買促進を行っているブランドがいくつかありました。
本格セールに入る前に、早々にこの時期から割引で仕掛けることが、ギャル系ブランドでは毎年行われます。旬の回転が速いという特徴があることと、一般のセール期もどんどん新作が登場するからなのですが、他の世代の動き方とは、少し違う流れです。
