秋らしくなってきました。気温がぐっと下がって洋服選びも寒さを考えるようになりましたね。秋のファッションが気になってきます。
「いま、何が店頭で提案されているのか」、アパレルショップの店頭を観察しつづけています。9月下旬のレディースファッションにおいて、なにが新しく提案されているのかをレポートします。今回は30代に人気のセレクトショップで目立ったものをピックアップしました。
◇20代カジュアルブランド
・ドロップショルダーのベスト
スローブイエナ、スナイデルの他、セレクトショップのジャーナルスタンダードやユナイテッドアローズでもニットベストが提案されていました。この秋のトレンドアイテムになっていくと思います。ゆったりとした身幅をとって、腰骨までくる長めの丈で、肩の位置が落ちているドロップショルダーであることが共通点です。
インナーに合わせるのは、「綿シャツ」です。ラフなカットソーではなく、生地のシャツであることがポイントです。ベストの裾からシャツの裾を出したレイヤードスタイルで見せるのが今年らしい表現です。ボトムはスッキリとパンツで合わせたショップが多いです。
◇ギャルブランド
・左右非対称のネック、ショルダーのニット
エモダ、ムルーア、スライ、リップサービス、リエンダなど多くのブランドで、ディスプレイされています。 春、夏にも人気だったアシンメトリーのトップスは、カットソーからニットに季節に応じて変化していました。
・メンズライクなジャケット
ダブルブレストのメンズっぽいジャケットが目立っていました。グレンチェックや千鳥格子などシックなチェック柄は、 相変わらずジャケット&ボトムで人気です。エモダではチェックのダブルジャケットとショートパンツのセットアップを提案していました。昨年の秋立ち上がりでも見られたチェックですが、ボトム丈の変化で新鮮に見えています。
秋が深まるにつれて、もっと色濃くトレンドが浮き上がってくると思います。どんなキーワードが出てくるか、楽しみですね。