季節が移り変わって、いよいよ秋のファッションが気になる時期です。
「いま、何が店頭で提案されているのか」、アパレルショップの店頭を観察しつづけています。9月下旬のレディースファッションにおいて、なにが新しく提案されているのかをレポートします。今回は30代に人気のセレクトショップで目立ったものをピックアップしました。
・コーデュロイ
・プルオーバーパーカー
・メンズライクなシャツ羽織り
・羽織りものはトレンチコート、マウンテンパーカ、中綿ブルゾンとアクリルボアブルゾン
まず、一番に目立っていたアイテムは、コーデュロイ素材です。織り上げた生地を起毛させて立て畝を作ったもので、なにかちょっとレトロっぽさを感じる可愛さがある素材です。ユナイテッドアローズでは、コーデュロイのアウターと同素材のパンツ、サロペットパンツ、ワンピースなど多くのアイテムで展開していました。
パーカが世代を問わず目立っていますが、特にプルオーバーパーカが強く打ち出されていました。かぶりタイプなので、アウターとなる羽織りパーカではありません。トレーナーの延長のような使い方で、プリントのスカートと合わせてスタイリングされていました。スポーティさとエレガントさが合わされたミックステイストが新鮮でした。
20代向けのブランドでは、シャツを羽織りにするスタイルが出てきています。ユナイテッドアローズではメンズライクなシャツが羽織りアイテムとして提案されていました。ハウンドトゥースなど地味でおじさんっぽいチェック柄のシャツを羽織りにしてパンツスタイルでスタイリングされていました。いままでになかった提案で目を惹きました。
秋口の羽織りものは、キレイ目スタイルに向けてトレンチコートが充実していました。カジュアルスタイル向けの羽織りではマウンテンパーカが目立ちます。中綿ブルゾン、アクリルボアのブルゾンと冬になる前の時期に着たい素材のブルゾンも提案されていました。
すこしずつ、秋本番のトレンドが見えてきたようです。このあとのファッション展開も観察していきたいと思います。