10月中旬のレディースファッション市場 ミセスブランドのレポートです。
ミセスのブランドはニット製品がどんどんと増えて充実してきました。これはキャリア向け30代や20代向けのブランドと同じ傾向です。ファー使いのニットアイテムが多く見られるようになりました。多くはカーディガンの衿元、前立てについていて、フォックスのような毛足の長いものがついて温かみと高貴な雰囲気が感じられます。
他の世代とは違う特徴として、ニットベストが多く提案されていました。腕回りが自由で、体温調節も利きやすい便利なアイテムです。もちろん、前立てにはファーが施されたものが多く見られました。ファー付きベスト+ブラウス+ツイードのガウチョパンツ+ショートブーツのようなコンサバティブなスタイリングが目を引きました。
また、コートも上質な素材のものが多いです。
マックスマーラでは、毎年定番としてウールのシンプルなロングコートが出ますが、今年もキャメル、赤のコートがディスプレイされていました。表面の光沢と毛足のうねりが見えて、触らなくともその上質さが感じられる素材です。シルエットも大変美しいので、大切に長く着用したい一枚です。