色の力について、いくつかコラムを書いています。
私たちは色の効果をふだんから使っています。知らず知らずのうちに、意識しないで色の力を使っています。
色の持つ波長のちがいで、心拍数が変わったり、暑く感じたり涼しく感じたりするので、その効果をうまく使うと、いつも快適に過ごすことができるのではないかな、と思います。
今回は、色の力で気持ちが救われた、というお話しです。
さて、色の力には「気持ちを高揚させたり穏やかにしたりすることが出来る」ことが実証されています。
赤は生命力を示す色で、見ているだけで心拍数が上がってくることが分かっています。視覚から赤のパワーを取り入れることができます。やる気を出したい時には、気持ちを奮起させてくれるでしょう。ぜひ取り入れたいですね。
さて、こんな話があります。
ロンドンのテムズ川にかかるある橋は、飛び降り自殺が多発することで有名だったそうです。そこで、黒だった橋の手すりを、淡いパステル調の緑色に塗り替えたところ、
自殺者は3分の1に減ったそうです。緑色の持つ力には、癒し、平和、リラックス、そして再生という意味合いを含んでいます。
日本でも、都内山手線のホームへの転落事故が多かった駅で、ライトを青色のLDEに変えたところ、事故がぐっと減ったという事例もあります。また、関東のとある踏切でも、夜間の列車との衝突事故が多発していましたが、踏切を明るく青いライトで照らすようにしてからは事故がぐっと減ったそうです。
青の色には「冷静」「みつめ直す」という意味を持っていて、深層心理に影響を与えたのではないかと言われています。
色には、副作用もなく、優しく心に働きかける力があります。
上手に利用してココロ穏やかに過ごしていきたいですよね。
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