色の力について、いくつかコラムを書いています。
私たちは色の効果をふだんから使っています。知らず知らずのうちに、意識しないで色の力を使っています。
色の持つ波長のちがいで、心拍数が変わったり、暑く感じたり涼しく感じたりするので、その効果をうまく使うと、いつも快適に過ごすことができるのではないかな、と思います。
今日は、3年まえの都知事選で話題だった小池百合子都知事の「百合子カラー」の緑について、書きます。
選挙のときに、小池都知事はイメージカラーとして緑色の服を身につけて選挙戦を戦っていました。支持者の方がたも演説のときには緑色の服を着てきたり、緑色のモノを持っていたり。間に合わなかったのか、ゴーヤを持って振って演説を聞いている女性も見かけました。
緑は植物にみられる色で、リラックス効果があることはみなさん納得されると思います。癒しの色とも言われます。
その緑が選挙に相応しいといえばそうですし、一方で選挙は戦いの場なのだから、緊張がほぐれてしまってはいけません。そういう意味では選挙には相応しくない色と言えなくもないですね。
緑には協調、団体が歩調を合わせていくという意味が含まれています。政治は市民や都民、国民みんなと協調して行っていくものですから、選挙において調和のとれた平和な未来を示すのは、適切だなと感じます。
勝つということにこだわれば、戦いの象徴とされる赤、を身につけるのも良いでしょう。
選挙後の目指す光景、未来の姿を思い描いて立候補となる方を、これからも選んでいきたいと思います。