衣替えをしていて、虫に食われてしまった服を発見したことはありませんか?
クリーニングなどのお手入れをしてから収納していたつもりでも、虫の被害にあってしまうこともあるかもしれません。見えない汚れが残っていたのかもしれないですね。
虫は、たんぱく質を食べて生きています。綿や麻は植物繊維ですので、繊維にタンパク質を含んでいないので虫に食われてしまうことが少ない素材といえます。また、ポリエステルやナイロン、アセテートなどの合成繊維は、石油などを原料にして作られるのでタンパク質を含んでいません。だから虫に食われてしまうことが少ないと言えます。
いっぽう、ウール素材はタンパク質で出来ています。もう虫のごちそうです。虫は一年中、生息していますので、虫の被害を受けないようにしておく必要があります。
ではどうすればいいの?ということですが、2つ方策があります。
1つは、防虫剤を使用することです。
防虫剤は、適量を適切な時期に取り換えるようにしましょう。期限が切れたら取り換えてください。そして、違う種類の防虫剤は一か所に混ぜて使うのはダメです。成分が混ざり反応して、液化してしまうとそれが衣類へのシミをつくってしまう恐れがあります。使い方に倣って正しく利用しましょう。
2つは、風を通すことです。虫干しといいますが、天気の良い少し風のあるような日に、クローゼットやたんすの扉を開けて、風を通すようにするといいです。ほんとうは
衣類を取り出して、衣類に風を通すのが良いのですが、クローゼットの扉を開けるなどをして、湿気がこもらないようにして虫が生きにくい環境をつくりましょう。
冬モノはウール製品が多くなりますので、冬モノをしまうとき、まずは防虫剤のチェックをして、新しいものに交換しておくといいです。また、冬にきれいに着られるようにしたいですね。