ウール製品と髪には共通点がある

2019.02.20 (水)
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寒い冬を温めてくれるウールのセーター。羊、山羊、アルパカなどから刈り取った獣毛が原料のものが多く出ています。さて、ウールが髪の毛と同じ性質を持っているのをご存知でしょうか。考えてみれば、人間も動物なのでもっともなことなのですが、衣服として着用するウールと日々ケアをしたりセットしたりする髪の毛が同類項でくくれるものだと、わざわざ意識することはないかもしれません。

 

 

両社の共通項ですが、一つ挙げるなら「水分に弱い」ということです。
ウールのセーターを洗濯機で洗うと、縮んでしまって着用できない、というトラブルは、洗剤やウール繊維の加工技術が進んだ今でも起こっています。
 
根本的に毛は水に対して、弱いという性質があるのです。ウールの繊維の表面にもうろこ状の層がみられます。これをスケールと呼んでいます。スケールは水分を含むと開き、スケール同士が開いてギザギザになった状態で噛み合っていきます。ここに摩擦が加わるとさらにつよく絡み合っていきます。この状態が進んでいくとフェルト状になり、セーターは固く縮んでしまって元に戻すことが難しくなります。
 
これは人間の髪の毛で、キューティクルが剥がれる、痛むのと一緒の現象です。髪の毛はつるっとしているように見えますが、表面のキューティクルはうろこのように何層にも重なっていて(日本家屋に見られる瓦屋根のようなイメージ)デコボコしています。
このキューティクルは乾いていると丈夫なのですが、濡れると柔らかくなり、うろこが開いてうろこ同志に隙間ができてきます。髪の内部を守っていたキューティクルのガードの防御性が弱まっています。この状態で摩擦を受けるとキューティクルが剥がれて髪はダメージを受けてしまうのです。髪を洗ったあと乾かさずに濡れたまま眠るという方もいるようですが、お薦めはできません。髪の毛が水分の影響を受けるのは、ウール繊維と同じなのです。
 
このような毛の特徴を知っておき、適切な扱うことで、美髪と衣類をいつまでもきれいにしておきたいですね。

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