好きな色と似合う色は違うものです。そこに新たな発見があって、パーソナルカラー診断はとても楽しいものなのですが、ときどきパーソナルカラー診断を答え合わせを目的として受ける方がいらっしゃいます。これはこれでご自分の疑問を解消することになりますので、正しい受講の姿勢だなと思っています。
声を大きくしてお伝えしたいのは、
この色が好き=似合っている色⇒正解
この色が好き=似合っていない⇒不正解
という図式ではない、ということです。
私は自然と似合う色しか選んでいない、そんな私がいたとして、それが偉いわけではありません。それはただの偶然です。そこには価値を感じません。結局、似合う色は自分で効果的に使えていないといけないのです。効かせていく色をどう見せるかも大事です。似合う色と似合う色を足してスタイリングを組んで崩れてしまってもダメなんです。
まずは、しっかりと色の原則を知る。自分の持っている特徴を知る。似合う・似合わないを実感する。そのうえで、似合う色を効果的に使う方法を覚えてもらう。似合わない色の使いかたを知ってもらう。
自己診断によってタイプ判定できるツールはWeb上でたくさんあります。試してみるのは楽しいですが、自分を客観視できる人は本当に少ないのです。仕事に対する他人評価でも、自分で思っていたこととかけ離れていたりする意見が出て驚いたことのある方が多いと思います。自分という中には主観があるのです。俯瞰が大事といいますが、これは他人の目を一度聞いてみることから始まるのかなと感じています。
自分でパーソナルカラー診断をすると、このタイプであって欲しいという願望が入ってくるので余計にバイアスが掛かり、正しい判断ができません。バリアで固めていると、新しいことが吸収できなくなります。
一旦、自分に対する自分の評価をリセットして、プロに委ねてみることをお勧めいたします。