1月の下旬には大寒がやってきて、立春までの期間は寒の内(正確には小寒からの30日間のこと)と言いますが、2月になるとアパレルの世界では、春物の展開が始まります。
本当に一年の中で寒いこの時期に、春物をみても、ピンとこないかもしれませんね。アパレル側からすると、本格春シーズンの傾向をみるための大事な時期です。
私はぜひとも皆さんにもアパレル側からの視点で、春の立ち上がりの洋服の展開を観察してみてほしいと思っています。
洋服のショップで一体何を見るかというと、1つ目は「色」です。シーズン切替の時期ですので、冬の色から春の色へ変化させることで季節の切り替えを促すのですが、視覚から新しい季節を感じ取るのに一番の効果があるのが、色なのです。重い暗い色のアウターがどうしても多くなる冬の季節ですが、春は、パステルに代表される明るくポップな色合いが多くみられます。
2019年の春は「イエロー(タンポポ色からマリーゴールド色まで)」や黄みがかった明るい緑色の提案が多くみられます。夏までのシーズンを通して、黄色は色調を変えながら、トレンドになると注目されています。まずは黄色をチェックしてみてください。
2つ目は服飾雑貨です。バッグ、シューズ、スカーフなど。どんな提案があるのかを見ていくと、春物の傾向がつかめてくると思います。
3つ目は春のコートです。日が少しずつ長くなってきて気持も軽くなりますが、気温はまだまだ低いので羽織りアイテムは必須です。でももう冬物は着たくない。ウールモッサなどのコートはまだ冬物を着ているようで恥ずかしく感じてくるタイミングです。そんなときにお勧めなのはスプリングコートです。見た目は春物でも防寒しっかりの優秀アイテムです。
その中でも、一押しはトレンチコート。トレンチは毎年必ず提案される「ベーシックアイテム」です。秋にも活躍するアイテムですから、活躍頻度が高いので、ぜひ良いものに出会ったら手に入れることをおススメします。
春一番のトレンドを見にショップを覗いてみましょう!