連休後の、アパレルショップの店頭の打出しをレポートしています。今回はキャリア世代に人気のブランドで打ち出している、柄（モチーフ）について記載します。
2018年の春夏コレクションにおいては、「ドット」柄が大注目のモチーフとして取り上げられていました。パリやミラノのコレクションでは多くのメゾンが割と大きめスケールのドット柄を出していて、それはとても新鮮に感じました。しかし、キャリア向けブランドでは、取り入れられておらず、ドットの提案が見られません。
では、何が出ているかというと、以下の3つかなと思います。
【1】ボタニカル
花柄も含めて、今年は葉っぱをモチーフにしたボタニカル（植物）柄が多く出ています。わりと大きめの柄でダイナミックです。
パンヤードストームでは、パイナップルの柄のブラウスとスカートを提案していて、柄に目が惹きつけられます。デプレやトモーローランドでは、ヤシの葉や大きめの花と葉のモチーフのダイナミックなプリントをつかったスカート、ワンピースを出しています。
【2】ギンガムチェック
多きなスケールから小さなものまでいろいろでしたが、色は白/黒のモノトーンのギンガムチェックが、多くのブランドで取り入れられていました。20代向けのブランドほどではないのですが、キャリア世代にも取り入れやすいのか、人気です。
【3】ストライプ
トレンドの柄、として取り上げるほどではないのですが、この時期の店頭では、ストライプはシャツ、スカート、ワンピースなどの多くのアイテムで、また、多くのブランドで取り入れられていました。襟足を和装のように抜いた形のブラウスが、まだまだトレンドアイテムであることも、シャツで取り入れやすいストライプが多く提案されている要因かもしれません。
夏本番の前の、少し落ち着く時期です。自然界にある色＝アースカラーの提案が多く見られます。ぶらぶらとウインドウショッピングをしながら、色展開の変化を見てみるのも楽しいかもしれません。
