2019年秋冬のファッショントレンドについて、キーワードごとに紹介しています。今回はスタイリング(着こなしかた)のトレンドで、数多くのメゾンが提案していた「ウエストマーク」について記載します。
実は、ウエストマーク自体はこの数年継続したトレンドで、いま新しいものではありません。みなさんの記憶にも新しいと思いますが、3年ほどには太めにマークするのが旬で、「サッシュベルト」が出てきて、多くの方に浸透したと思います。いまサッシュベルトは見なくなりましたが、ウエストをマークするというポイントは継続しています。
ウエストマークと一口に言っても、ウエストをマークするにはいろいろな方法があります。
サッシュベルトを用いるほかに、ハイウエストのボトムが主流になっていました。ハイウエストのボトムのウエストにはベルト通しを設置して共生地のベルトを渡しているデザインのパンツやスカートが多くでていました。トップスの裾はボトムのウエスト部分を見せるために、ボトムに入れ込みます。ボトムのウエストベルトを見せる、という方法も多く提案されていました。
これに対して、今年のウエストマークは、スーチングされたジャケットの上にベルトを回していく、というものです。いままでの方法とはちょっと違った提案です。70年代のグレースケリーのコンサバなスタイリングを彷彿させます。
マークするベルトは太いものもあれば細いものもあります。とてもかっこいいクラシカルなスタイリングの表現としてトレンドとなっていくといいなと思います。
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