そろそろ、次の季節のファッションが気になる時期になりました。
2018年春夏コレクションから見る、トレンド傾向について数回に分けて記載していきます。初回は「色」についてまとめてました。
冬から春へと季節が変わっていくとき、そのファッションの切り替えは「素材が変わっていくこと」に依ることが大きいです。これは、季節問わず人気のニットを例にしてみますと、冬には保温性の高い、ウールなどの獣毛やアクリルなどの素材でできたものを着るのに対して、春には綿を混合した素材に切り替わったり、肌に触れる面が少なくなるブークレーという
畝のある糸で編んだものに変わったりしていきます。
「ファッション」は感性を表現したり、どんな風に見せたいかなどを楽しむという側面があることはもちろんですが、その根底には被服によって、温度調節をしていくという健康を守る側面があります。季節に応じた、もっと言えば、その日のその時間の気温に応じた服を選ぶことが大事です。
春のファッションは1月からもう展開が始まっていますが、正直とても気温が低い時期です。ですので、季節の切り替えの時期には、「素材は冬のままで、色を先の季節に合わせたアイテム」がたくさん提案されています。色は季節を取り入れるキーワードとしてとても重要なファクターです。
さて、2018年の春夏のトレンドカラーは何かというと、第一に「白」が挙げられます。
2016年の秋冬に全身を白で統一するコーディネートが注目されて、多くの方々が白を冬に着るという素敵なシーズンがありました。
2018年の春にも、全身白でのトータルコーディネートが注目されそうです。多くのメゾンのコレクションで見られていました。凛としてかっこいいクールスタイルを楽しんでください。
もう一つ、白で目立ったのが「タンクトップ」です。
白のタンクトップを「一枚で」または白タンクトップを「ちらっと見せて」、大きく主張させた着方をするのが、かっこいいです。
重ね着をするときに、その色合わせを同系色で合わせていくと、まとまりが出て、おしゃれです。今回は、このセオリーを無視。白タンクトップを単独で目立たせたスタイルは、きっと流行っていくでしょう。とても新鮮です。