今回は、30代の通勤着として人気のブランドの店頭展開をレポートします。
11月になりました。10月最終週から本格的に冬商材へと各ショップは切り替えられています。アイテムとして重要なのはもちろん、コートです。
◇コート・・圧縮ニット
各ショップでのコート展開は充実してきました。圧縮させたフェルト状のニットで提案された、コートとカーディガンとのあいだのような「コーディガン」はまだまだ継続して提案されています。リバー仕立て(一枚仕立て)風の作りが多いので、裏地なしのタイプが多いのですが、都内の11月はこのくらいの素材感で十分に防寒できます。フード付きのカジュアルタイプと、キレイ目なノーカラー(衿なし)タイプがよく目に入ってきます。
M-プルミエでは圧縮のノーカラーコートとニットのワンピースをツイン風に合わせて展開していました。ふわふわもこもこした表面効果があり、とても可愛い印象です。インディヴィではキレイ目ノーカラーコートとフード付きのタイプとバリエーション多く圧縮ニット素材のコートを展開しています。
◇コート・・ファー
ファー素材のコートも増えています。ムートン(フェイクですが)のコートをディスプレイしているショップが多く見られました。また、ファーをワンピースの身頃の一部にはめ込んだものなど、ファー素材の露出がどんどんと増えてきました。今年はファーがとても注目されているので、今後、冬に向けてのファー素材の展開は期待できますね。
◇コート・・キルティング
ダウンコートは冬の大定番です。今年はダウンが、というよりも、中に入れている羽毛(もしくは中綿)が下に沈んで偏らないようにするためにたたいているステッチがとても注目されています。つまり「キルティング」です。
キルティングコートの提案も増えてきました。ナチュラルビューティではキルティング素材のジャケットをふんわりスカートと合わせてディスプレイしています。薄手に仕上げて部屋の中でも着用できる今年らしいアイテムです。