11月初旬のレディースファッション市場 30代キャリアブランドのレポート、その2です。
今回は色について。
色はどんな色で冬に向かっていくのでしょうか。秋口には、マスタードやフォレストグリーンが良く目に入っていました。11月に入り、季節は本格的に冬に移行します。アウターでは、昨年大ヒットした「白」に変わり、薄いグレーやキャメルなどペールトーンの優しい色目が多いように感じます。
その中に効かせていく「差し色」ですが、印象深かったのが強いブルーでした。ICBではブルーのプルオーバーニットに白シャツ、黒のパンツを合わせてスタイリングを組んでいました。クードシャンスでも黒×ブルーでした。黒とブルーが見せる、コントラストがはっきりとした芯の強さを感じるシャープな色合わせが、とてもかっこいいです。
少しくすんだ淡いピンク色も、ニットやブラウス、スカートなど多くのアイテムで見るようになりました。くすんだ淡いピンクはセオリーやトモーローランドでも展開されています。白やグレーのアウターに合わせて、フェミニンで優しい印象です。
今後出てくる冬の「色」にも注目していたいと思います。