ビリジアンやピーコックグリーンのような青味の無い緑色ではなくて、青さを排除した緑色を、春の店頭でよく見かけるようになりました。深緑、フォレストグリーン。森林のうっそうとした暗く重い緑色。#00552e。
今回は、深緑と相性の良い色0について記載します。
コレクションのトレンドカラーには、それほど目立っていない緑色でしたが、日本のカジュアル市場、キャリアブランドでは、春の一押しカラーとなっています。
春の立ち上がりでは、気持ちはもう春らんまんなのですが、実際は気温が低くて、朝晩は特に冬と同様の寒さです。肌寒い時期の風除け、保温のために羽織ものが不可欠です。
ベージュ、黄なりなどのトレンチコートなどが思い出されると思いますが、ベージュ、イエローなどでの展開の多いスプリングコートに合わせて、緑のニット、緑のパンツ、バッグ、シューズなどが目立って打ち出されています。
中でも、ベージュは、春のメインカラーとして定番となっています。そのベージュに対して、相性の良い緑色は春の店頭を飾るスタイリングにおいて、非常に調和しています。
さて、緑色との配色では、ベージュの組み合わせは優秀です。3色にする場合には、黄色をアクセントカラーとして面積を小さく使うと、はっと華やぐバランスの良い色合わせになると思います。
緑色と茶色の配色も相関性があって良いです。どちらも濃いと強く重い印象になるので、深緑色と合わせるのであれば、茶色は少し薄い色にすると良いでしょう。黄土色やからし色のような色、そしてベージュですね。
黄色も相関性がありますので、相性が良いです。どちらも彩度・明度が高い、鮮やかな色を選んでしまうと、サッカーのユニフォームのようになるので注意しましょう。色味はそのままで、どちらかが薄い色にすると良いです。
ペールトーンのクリーム色などのパステルカラーですと、深い緑色は際立ってきれいに見えると思います。
薄いグレーも良いですね。緑色は多くの色と相性が良いので、この春のトレンドに乗ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。