先日、男性でパーソナルカラー診断をしているという方にお会いする機会がありました。
どこで、どのような方に対して診断をしているのかなど、お仕事の詳細について、そこまでお伺いするチャンスがなく不明なのですが、私とその方のお客様に対する感じ方がまったく違うのだと知って、とても驚いたのです。
その方が言うには、パーソナルカラーを知りたいと診断に来る人は、自分で洋服を選ぶときに、もう悩みたくないのだ。とのこと。
それはそうだと思うのですが、理由が「誰かに色を決めてほしい、判断を委ねたい」という他力本願的な思いがベースにあるのからだ。という。
「そうかな?」
パーソナルカラー診断というサービスをお客様に提供している私にとっては、なんだか違和感がありました。「色を自分で決めるのが面倒で、人任せにしたい」というお客様は、そういえばいらっしゃらなかったな。というところに行きつきました。
ファッションが大好きで、色を知りたいという方もいましたし、ファッションが苦手で何を着ていいのか、何が似合うのかがわからないという方もいます。その方のファッションに対する興味の程度は、まちまちでそれはどちらでも問題ないのです。そのなかでそれぞれの方が、何かを変えたい、変わりたいと思って診断に来てくれています。
ただ、前述の男性が言っていたように、「人任せにしたい」という理由もOKなんです。客観視を大事にすることは、「好き嫌い」から離れて自分を見ることができます。効率の点から見ても正しいです。その方にとって大切なことに集中するために、何かの分野をアウトソーシングするというのは、忙しく過ごす人たちにとっての「選択と集中」ですから、他人に委ねることは大事です。
これは、たとえば忙しい方が、家事代行を利用して、他のことに集中できる、子どもと遊ぶ時間を取る、ゆっくりと身体を休む時間をとる、など自分にとって大事なことをする時間を確保するのと同じですよね。
私が思い描いていたパーソナルカラー診断のビフォーアフターは、似合う色と似合わない色との、自分の見え方をはっきりと知ること
→似合う色を思い切って試してみる
→周りからの反応がある(その色いいね、明るくなったね、似合う!など)
→似合う色の効果を感じて、買い物をするときに色を意識する
→自分で自分を素敵にみせる行動をとったことで、自分は変われると実感する
→自分に自信がついてくる
きっかけは「似合う色」を知ることですが、自分で起こした小さな自己改革が、そのひとをどんどんと変えていくことにもなります。そういうステキに変わっていくお客様の姿をたくさん見てきました。
似合う色を知って、
自分を良くしたい。
判断を委ね合い。
どちらも正解。
きっかけはなんであれ、せっかくですので自分がぱっと明るく輝く色を身に着けていたいですよね。今は一人ひとりの個性が尊重される、個の時代だから。
パーソナルカラーが気になっている方は、ぜひ診断を受けてみるといいですよ。