暑い夏を涼しく過ごす 素材の活用

2019.08.08 (木)

暑い夏です。
着用する服は素材を選んで涼しく過ごすように工夫したいですね。

通気性、吸湿性、熱を逃がすもの、速乾性は、夏の暑さを涼しく過ごすために欲しい機能性です。それは綿や絹などの素材のそのものが持つ性質が大きく関わってきますし、最近では、素材はどんどん進化していて、効果、機能を繊維に盛り込んだものもあります。また繊維の細さ、織り組織を工夫することで、熱を逃がしたり、通気性を保ったりできます。

昔から、現代まで夏の衣料品には麻が重宝されています。麻はそのざらっとした肌触りが、肌にまとわり付かず、べたつかず気持ちがよいことや、熱を逃がす性質があり、夏に適した素材として愛用されています。
また、綿は汗を吸い取ってくれる肌にとって安心の天然素材です。夏にも肌着、タオル、Tシャツ、ブラウスなどの衣服でもどんどん使いたい素材です。

一方で、例えばポリエステルは、水に対しての耐性はありますが、夏に着用して涼しさを感じるような通気性は乏しく熱を溜め込む素材とされていました。今ではすぐに乾くような機能をくわえたり、織り組織を立体化してメッシュのようにすることで、肌への密着を防いでさらっとした肌触りを実現できるようにしたタイプも出ています。なんといっても「吸湿速乾」という汗をすばやく吸い取って、かつその吸い取った水分をとばし、乾かすという機能は、夏を過ごすにはとても嬉しいものです。スポーツメーカーで採用している機能性は、普段の生活にも有効です。どんどん使いましょう。

他にも冷感素材もあります。繊維の中に冷感機能を入れ込んでおり、このため熱を保持せずにすぐに逃がすため、寝苦しい夏の寝具に利用するといいでしょう。いっそう心地よく睡眠が取れるかもしれません。

涼しく過ごすために適切な素材のものを選び、上手に取り入れてください。

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