夏セールの状況。キャリアブランドとヤングブランドのOFF率は異なります

2017.07.16 (日)

7月中旬になりました。
夏のセールが7月はじめからスタートしています。12日から伊勢丹三越グループのセールも始まり、百貨店、ファッションビル、ショッピングセンターでは一段と夏衣料はプライスダウンが進んでいます。

キャリア向けブランドでは、20%~50%OFFが主流です。
これに対して、ヤング向けのブランドは、割引率が高く設定されています。ヤング向けブランドでは、ローリーズファームやセシルマクビーなど人気ブランドでMAX70%OFFを打ち出していました。他でも2BUY(2枚買うと)でさらに10%OFF、3BUYでさらに20%OFFなど、各ブランドで、早期換金の戦略が見られました。
ヤングブランドは、秋新作の展開も早くから始めていきます。トレンドが早い世代であること、プライスが抑えめで動きが軽いことなど、キャリア世代のニーズとは違いがあるのです。このため、今ある在庫の回転を速めるのが重要になり、早期売り切りが大事になります。
一方で、質にこだわるアイテムが多いキャリア向けブランドでは、高価換金が重要である傾向があります。同じ婦人服でも、その世代の買い方、そして作り方でセールの売れ方まで異なります。
この春夏はセットアップのアイテムがトレンドで、このためセットアップ商品をお得な商品の位置づけとしてディスプレイしているショップが多くみられました。他にも衿が後ろに抜ける”抜けブラウス”やウエストサッシュベルト付きのボトム、ロング丈の薄手カーディガンなど、今着たいアイテムが多く見られます。
月末に向けて、さらに売り切り体制は強化されていきます。スピードがありますので、欲しいものがあるなら、早めに手に入れてください。
夏はこれからです。

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