【スカートはロング丈へシフト】
スカートのシルエットですが、この秋はタイトスカートが新鮮です。
スカートはこれまで、ゆるくふわっとしたラインが、作りすぎない自然な抜け感として人気で、今もそれは継続した流れですが、その中で、すこしずつ女性の強さ、凛とした清楚さがファッショントレンドに反映されてきているように感じます。
Xラインのシルエットではなく、Iラインのシルエットで女性の美しさを出していく、そんなふうにトレンドが移っていくようです。ミディ丈～ミモレ丈（ふくらはぎの丈）が主流のフレアスカートがまだまだ多いのですが、その中でロング丈のタイトシルエットのスカートがとても目立ってきました。
タイトスカートの打ち出しと連動するのですが、「スリット」がデザインとしてトレンドになりそうです。タイトスカートは足元まですそ幅が狭く、歩きにくくなるため、動きやすさのためにスリットを入れたものが多いです。スリットが入っていないと足が開かずに歩きにくくなります。
それがこの秋は、スリットがデザインとして先に歩いているようで、タイトスカートに必要な長さ以上のスリットが、大胆に入っているものが多く見られます。これはこの秋、注目のデザインポイントです。
それでいて、タイトなラインで大人っぽく、エレガントできりっと正統派の印象を受けます。
タイトスカート以外にも、スリットは使われています。
、ワイドパンツの裾にもコートにもワイドな袖口にも、スリットはダイナミックに入っていて、スリットのディティールは機能性とデザインを兼ねた注目のキーワードです。
