本日は、3組のお客様の診断をさせていただきました。
3組のお客様すべて、パーソナルカラー診断を含んだメニューだったのですが、その診断結果がなんと!3名様ともに「夏:サマー」でした。
モーニングコースのお客様は、ネットでパーソナルカラー診断を見ていたそうです。いろいろなサイトを見て良く知っておりました。そして自己診断ツールも試してみたとのことで、それによると「秋:オータム」だったそうです。
次のお客様は、お嬢様のススメで診断に訪れてくださった方でした。お嬢さまが「秋」と診断されたそうで、親子だからお母さまも同じ肌の色をしているから秋ではないか、と予測していらっしゃいました。
午後の最後のお客様もまた、ご自分でいろいろと調べていたようです。そしてご自分では「春:スプリング」だと思っていたとのことです。
結果として、みなさんの予測と大きく違っていました。そして一様に驚いていらっしゃいました。
ただ、診断中のご自分のお顔に映える色、くすむ色を一緒に見ていますので、どなたも、診断結果には疑うことなくご納得いただいております。
自己診断は、とにかく当たらないというジレンマ。
私自身もそうでしたが、自己診断ができる人なんていないように感じます。自分を客観視するのは、とても難しいのです。
私が色を学ぶ前に、きっと私は「秋」が似合うのだろうと思っていました。そもそも日本人は黄色人種であるという知識と、洋服で茶系のコーディネートが大好きだったので、自分が似合うのは秋だろう、と思い込んでいて、それを否定してみるなど考えたこともありませんでした。いまさら茶系の色が似合わないと言われても、それでは今楽しんでいる服はどうすればよいのか?という気持ちもあったと思います。自分が間違った選択をしているなんて、認めたくないですよね。
似合う・似合わないの前に、人には好き・嫌いがあります。好きな色は、当然お洋服でもたくさん持っていて、それが似合わない色になるなんて、もう許すことができません。今まで買っていた自分を否定することになるように感じるからです。
ですので、みなさんの多くは、好きな色=似あう色と自分の中で結論を出しています。そのバイアスがかかった状態で、サイト上で試すことができるパーソナルカラー自己診断を試してみても、好きな色を選択するように、動いていくのです。バイアスはなかなか解除できないものです。フラットに、つまり先入観なく客観視は、難しいのです。
自己診断の答え合わせにいらっしゃる方は多いです。それでも良いので、本当に自分を輝かせてくれる色を知りに、ぜひパーソナルカラー診断を受けに来てください。きっと、その先にはもっと有意義な世界が待っています。