2022年から、高校の授業に「資産形成」などのおかね周りを学ぶコマが出来るそうです。
こどもの出生率低下、寿命が延びたことで、人口の年齢バランスがこの30年で大きく変容しています。
老人の暮らしを支える年金の原資が少なくなっていて、年金で安泰な生活が送れなくなっていく不安があります。
「終身雇用」という日本に流れていた習慣というか気質というか、これがもうすでに変化しています。大きな会社に入社すれば、一生安泰だ、というわけではなくなっています。
今年になって、発生した感染症の拡大によって、世界中が混乱していますが、こんなこと去年のうちに予想なんて出来ませんでしたよね。
観光業、運輸、飲食はじめ、経営が苦しくなった業種が多くあります。私たちは、不測の事態にも、対策しておかなければいけなくなりました。
これからの時代には、老後は「就職して、定年退職まで勤めて、年金でゆっくり暮らす」という構図が当てはまらなくなっていきそうです。
若い世代の方のみならず、金融知識はある程度必要だと思います。
もちろん、詳しいことはプロに聞けばいいのですが、最低限のマネーリテラシーがないと、何を聞いていいのかわからないですよね。
少し前の私は、ほんとうにお金のこと、みんなが知っているだろうということが
分かっていませんでした。マネーリテラシーがなかったのです。大人になっても自然に身に付くものではありません。それに気が付いて、怖くなりました。
それで、私はファイナンシャルプランニングの勉強を始めました。その結果、いまはFP(ファイナンシャルプランナー)になりました。
勉強しながら、いろいろ知ることが楽しくて仕方ありませんでした。
それは必要な知識だからです。授業で学ぶ機会があって全国民が知っていればいいのに、と思った記憶があります。
アメリカでは、小学生が金融について授業で学んでいます。
日本でも若い世代の方々への学びの場、機会ができることは、とても大事だと思います。そんな機会を私も作っていけるといいなと感じています。