4月。入学シーズン後のファッションはどうなっている?

2021.04.10 (土)

4月に入りました。卒業・入学の時期を終えて、婦人服マーケットは、セレモニー対応のスーツやコートが売り場から消えています。

代わってオフィスカジュアルやタウンユースの服がショップに並んでいます。

1)アイテムの変化
入卒ニーズのある時期が終わったことと、季節がすすんで気温が上がったことで、着るアイテムが変わってきました。東京では3月後半から最高気温が20度を超えていた日もおおくあり、例年よりも暖かな春でした。
キャリア世代に向けたブランドでは、コートやジャケットなどの羽織りものを使ったスタイリングがすっかりと少なくなっていました。ブラウスとボトム、ニットとボトムといった中・軽衣料のスタイルに変化しています。
 
2)色の変化
差し色、という一番のポイントに使う色が、変化していました。2月の春立ち上がり期には、パステル調のやわらかい色目のピンク、グリーンなどを打ち出していたショップが多く見られていました。これに対して4月になり、色はビビッドさを増したビタミンカラーが目立っていました。とくにレモンイエローやグリーン、オレンジです。
白という色を軸に、清涼感、爽やかさを見せながらレモンイエローのような差し色を使ってポイントをつけたスタイルが目立っていました。差し色というとトップスやインナーで使われていることが多いのですが、レモンイエローのパンツを提案しているショップも多く(ロペやデプレなど)、パッと目を引きます。
 
3)デニムとダンガリーが増えてきた
毎年、5月の連休に向けて意識した、「海」「旅行ニーズ」「休暇」「ラフに」「気取らない」というキーワードに対して人気が出るのがデニムとダンガリーです。
4月初旬から、インディゴブルーが目立ってきました。シャツとデニムパンツのスタイリングも多く見ましたし、白×紺のストライプを使ったシャツやスカート、ワンピースの提案も増えていました。白紺ストライプはインディゴにしっくり合います。
 
次につづきます。

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