2020年春夏のファッショントレンド
パリやミラノ、ロンドン、NYと世界のメゾンが、2020年春夏シーズンのコレクションを発表しています。
その中には、たくさんのキーワードが見られています。
多くのメゾンがそれぞれの思いを込めて制作されたファッションには、共通して注目された素材や色、テクニックやデザインやイメージがあります。
この中から、実際に日本のアパレル市場で取り入れられるものが多く出てくるでしょう。
もちろん、すべてが取り入れられるわけではありません。トランスペアレント（透ける、透明）がキーワードであっても、透けたワンピースでは、街は歩けませんよね。
ある程度の実用性も備えつつ、新しいキーワードを取り込んでアパレルメーカーは新作を出してきます。その提案の中でどれが受け入れられるのかは、実際にシーズンに入らないとわからないことです。トレンドはお客様が決めるのです。ただし、その予測は、可能です。
これが流行るだろう、という予測を以下のテーマごとに、ご紹介していきます。
１）色
２）素材
３）テキスタイル
４）アイテム
５）柄
６）ディティール
７）バッグ
クラシック回帰、エレガンス回帰と言われています。それは、2019年の冬にも顕著に出ていました。コートは、久しぶりにキレイ目な正統派ウールコートが主役となりました。ダウンやもこもこエコファーなどは、ぐっと提案が少なくなりました。今、キレイ目なウールモッサが旬です。カジュアル系に流れていたコートというアイテムが、ウールという正統派の素材に戻ってきました。
また、この数年継続している、「ラフ、ゆるく、抜け感など堅苦しくない、決めすぎない」というトレンドの流れが、すこし変わってきています。きちんとしたセットアップ、スーツ、ジャケット着用、正装、など来期に向かっていっそう出てくると思います。
メゾンコレクションのトレンドを見てもらいながら、実際のファッショントレンドの推移をみていくのはとても楽しいですよ。ぜひ皆さんも何が旬となるのか、ヒットするのかを予想していただきたいです。
