2018年12月のレディースファッション市場 アイテムについて

2018.12.06 (木)

12月のレディースファッション情報を前々回から記載しています。今回は、デザイン・形にトレンドの変化が見られたアイテムについてランダムに書いていきます。

まずはコート。この数年の間、コートはそのデザイン、シルエットが大きく変化していました。まずはオーバーサイズが主流となり、身体にフィットするものよりはゆったりサイズで着こなすことがトレンドでした。また衿も特徴がありました。ビッグカラーは現在もまだコートのキーワードとして残っていますが、チェスターコートで人気を博したテーラード衿もすこし大き目な衿のものが多く見られていました。今年は少し、スタンダードな形のコートが復活してきたように感じられます。従来のシンプルで美しいシルエットのコートです。
マックスマーラでは、大きめ衿のコートが主流です。エレガントな中にデザイン性があります。エンポリオアルマーニではベーシックな形のステンカラーコートやノーカラーコートが見られ、新鮮な感じがしました。このコートシルエットのシンプル化の流れは、キャリア向けのブランドで受け入れられているようです。しばらくの間、トレンドの流れで離れていたけれど、そろそろ正統派のキレイなコートが、欲しくなってきているようです。
また、ボトムの形にも変化があります。スカートは、ふんわりギャザースカートが多かったのに対し、タイトシルエットへ移行しているようです。ハイウエストは変わらず残っています。
パンツも、新しいシルエットが見られます。Ungridアングリッドでは、バギーデニムをメインでディスプレイしていました。バギーはひざ下のラインがくるぶしに向かって広がっていくデザインですが、バギーデニムにオーバーサイズのフェイクファーのコートを合わせていました。少し古くさくて、今どきのスタイルです。
クリスマスをこれから迎えるその前に、各ショップでは梅春商品を展開していきます。12月中旬になると来年の春商材に繋がる真冬の「春色」アイテムが展開され始めます。次のトレンドも垣間見れるでしょう。また、来年のトレンドも楽しみです。

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