前回のコラムでレポートしたように、キャリア世代向けブランドの冬ニットは、白が目立っていました。前回のコラムはこちら。
今回は20代向けブランドの店頭について、レポートします。
気温が下がって最低気温が10度を割るようになると、冬モノと言われるアイテムがぐっと売れてきます。
20代むけのブランドにおいてもニットが全盛でした。ニットも秋物の薄手のタイプからざっくりとした暖かいタイプへと防寒を意識した素材へと、提案が変わっていました。
セーターの首元は、タートルネックと、Vネックが多く見られました。
そのセーターの色はキャリア世代向けブランド同様に「白」がメインです。白に加えてトレンドのくすみカラー、とくに水色、淡いピンク、ピスタチオグリーンなどの色をすこしダーティにした、グレーを混ぜたような「くすみ」のある色のニットが提案されていました。これがキャリア世代との違いです。
くすみカラーのニットにはプリントのプリーツスカートなどを合わせて、フェミニンなスタイルにしているのが目立っていました。
ちなみにギャルブランドの店頭では、ボトムに変化が見られました。
秋口にはショート丈ボトム(ショートパンツやミニスカート)が多かったのですが、フルレングスに変わっていました。特にパンツ。デニムのデザインが2分しています。
一つはスリムタイプ。短めのブルゾンと合わせて、クールな印象です。
もうひとつはベルボトム。ふくらはぎあたりから裾に掛けて広がりを持ったデザインです。70年代のヒッピーファッション風のシルエットで、ギャル世代に受けそうなレトロ感がありました。
冬への過渡期の今、どんどん新しい商品が提案されてきています。ぜひ、店頭で、いまのトレンドを見てくださいね。