30代40代になると、新人とは違って仕事の全体が見えて指揮をとるようなことも増えてきます。やる気ややりがいを感じて、仕事が楽しい時期かと思います。そして、4月は環境が変わる時期です。新人が入ったり、または異動によって新しい場所、新しいメンバーとの仕事に切り替わる方も多いでしょう。慣れないうちは心細さを感じることがあります。そんなときには、あなたが自信が持てるスーツを持ちましょう。
さて、4月中旬に展開している初夏のスーツはサマーウールに切り替わっています。ウールの美しい光沢や高級感を残しながら、糸を強く撚って保温性をカットした、夏スーツに使われる素材が多いです。もちろんポリエステルなど合成繊維も使われていますが、大人になればなるほど、素材はこだわりたいところです。
この春夏のジャケットのトレンドは、コラムで書いていますが、衿に特徴があります。ビジネスの場ではテーラード衿がメインですが、この春夏はノーカラーのジャケットがとても多く展開されています。「シャネル衿」と言われる丸い衿ではなく、テーラード衿にみられる直線的にみぞおちあたりまで衿が開いている形のジャケットです。
夏に向けて、袖口を折り返して裏地を見せるようなものが多いです。合わせるボトムは9分丈のくるぶしが出るような丈のパンツが主流です。
インナーには胸元でのラッフルフリルやタックをたっぷりとってフェミニンさを出したブラウスを合わせているスタイリングが多いようです。トレンドのレースを取り入れたブラウスも今年らしい合わせです。
アメリカでのビジネスマンの収入に関わる調査で、実験を行ったところ、ビジネススタイルの印象がよいと収入が高いという調査結果が出ています。
30代、40代で管理職にさしかかる女性は多いと思います。ビジネスの場で通用する、信頼感の持てるスタイルが必要です。そしてその中にも、自分の体型や個性に合ったものを選びたいです。スーツの着こなしにも、「形・素材・色」のバランスをとって、なおかつトレンドを忘れないように選んでください。