先日のことですが、高橋幸宏さんのライブに行ってきました。
昔、Y.M.Oというグループを細野晴臣さんと坂本龍一さんと3人で組みデビューしたとき私は小学生で、テクノポップという新しいジャンルの音楽にかなり衝撃を受け、そのときからのファンです。
久しぶりに聴いたライブでの音楽は、もちろんのこと相変わらず素晴らしいものでした。しかし今回は音楽のすばらしさについては割愛します。幸宏さんらしい衣装について記載したいと思います。
友人が取ってくれた席が最前列の真ん中で、アンコール最後の挨拶の時には幸宏さんが目の前に。2メートルほどの至近距離で立っている姿を拝見することができました。
この日の幸宏さんのステージ衣装は、白のシャツとチャコールグレーのノータックスリムパンツとチャコールグレーのネクタイ。黒のシューズ(ウイングチップだったように見えましたが暗くてよく見えなかった)に白地に黒テープが効いたハットを被っていました。
白のシャツは、幸宏さんのスリムなボディに沿ったラインで、余計なだぶつきもなかったので、おそらく仕立てたのかなと思います。衿も小さめで、幸宏さんの雰囲気と体形に対してバランスが取れていてとてもかっこよかったです。
特筆すべきなのは、ネクタイにはピンを、そして袖口にはカフスボタンをしていました。もう英国風紳士です。こんなにステキな人、いますか?なかなかいないですよね。
男性もまた、似合うものと似合わないものがあります。自分の特徴をつかんで衣装で取り入れていく姿は、本当に素敵でした。このような方が増えると、日本男性の服飾文化も豊かになっていくのではないかと思います。