「骨格スタイル診断」「骨格診断」と言われ方はいくつかありますが、そもそも骨格を調べるって、どんなことをするものなのでしょうか。
「骨格」というと骨組みですから、理科の実験室にあるガイコツのようなものを想像してしまいますよね。ファッションにおける骨格スタイル診断は、もちろん骨の特徴を診ていくものですが、骨のことだけを診るものではありません。骨組みとその上に乗っている脂肪や筋肉の付き方、身体の厚み、関節の大きさなどのポイントを診て、総合的に3つに分類された体型タイプのどこに当てはまるかを診断するものです。骨だけでもなく、肌の質感も重要です。でもなんといっても重心がどこにあるのかを見極めることなんだと思っています。
ファッションは、すべてバランスです。トップスとボトムの分量のバランスしかり、色のバランスしかり、素材感のバランスしかりで、すべては全体を見てバランスがとれているのが良いスタイリングです。
「骨格スタイル診断」は、分かりやすい理論で、気を付けるべきポイントが明確なので、多くの方に伝えやすいと思います。その観点から、私もメニューに取り入れています。お客様には理論からお伝えしているので、自分の持つフィジカルな特徴、体型の特徴をとらえていくことが出来ます。
?まずは自分の特徴を知ること。そして
?バランスのとり方を覚えること
?覚えたことを取り入れて使ってみること
が、体型立てて出来るようになります。
バランスのとり方には、いくつかのポイントがあります。セッションの中でお伝えしますし、資料もお渡しするので、見返していただけると良いかと思います。
とはいえ私自身は、「骨格スタイル診断」と名乗る一連の理論がなくとも、スタイリングは出来ます。そうやって長い間、アパレル業界で仕事をしてきました。実践で身に付けてきたものがあります。お客様に近い場所にいた時期と、作り手に近い場所にいた時期があって、企画・生産・販売(そしてクレーム処理まで!)の一連を、大手アパレルメーカーで経験しています。これが私の財産です。
その財産の部分も合わせて、セッションの中で時間内いっぱいにお伝えするのが私の使命だと思っています。あれもこれも伝えたくなり、つい時間がオーバーしがちになるのを自制する毎日です。