母の得意を娘たちが受け継いでいます

2018.10.30 (火)

私の母と私を含めた娘たちの話しです。私は4人きょうだいで、上から姉、姉、私、弟の並びです。今回は、優秀な弟以外の母にとっての娘3人と、母の得意なことの相関性についての所感を残しておきます。

母は、その土地での名家に生まれたそうです。母の兄弟は4人なのですが、1人ずつねえやと呼ばれるお手伝いさんがついて面倒を見てくれていたそうです。そんな時代が昭和のころにはあったのです。私自身は話に聞くだけで、自分の姉にねえやって呼んでみては怒られたりしていました。

母は、中学から高校、短大まで、お嬢様学校で勉強に家庭科に勤しみ学んでいきます。家政学科を出ているようで、栄養学や料理、被服など全般に得意のようです。
母はとても料理上手です。冷凍食品や外から総菜を買ってくることなどなく、手作りの食事で私は育ちました。そして娘たちは子供の頃から料理のお手伝いをしていて、私も小学生のうちにグラタンなどに使うペシャメルソースを、ダマを作らず滑らかに仕上げることが出来るようになっていました。
この料理の才は、次女が受け継いでいます。次女は管理栄養士となり、仕事でも料理や栄養学に関わっていますが、プライベートでも料理やお菓子作りが趣味です。暇だからパンを焼こうかな、と言ってて、私はすごく驚いたことがありました。私は、いくら暇でもパンを焼こうとは思わない。パンは買って食べるものです。
また、母はとても字が上手で毛筆もボールペン字でも達筆です。私も出来るならこの才を受けたかったのですが、これについては長女が受けたようです。長女は中学校の国語の教師ですが、誰もが認める美文字を書きます。書道展に入選して、銀座メルサの展示会場に展示されていたりしました。
さて、私は何を母から受けているのかな、というところです。母は裕福な育ちだったこともあり、着道楽です。ここです!母は私がいうのもなんですが、洋服の組み合わせに関するセンスが良いのです。素材の選び方、色の組み合わせ、バランスの取り方など、良く出来ています。良いものを見てきたんだな、と感じます。
そして私は素材に興味を持ち、子どもの頃から裁縫や編み物を教わり、アパレル業界で働き、そして今、色やスタイルバランスの取り方をお客様に教えています。
 
なんだか、母の影響を強く受けながら、3人の娘たちの興味や得意は良くキレイにバラけたものだなあと感心します。
有形のモノではなく、無形の何か大事なものを、自分の生きる道のようなものをちゃんと用意してくれていたのかしら?
だとしたら、私の今の仕事は、必然の上にあるのでしょう。迷ってないけど、迷いがなくなります。
改めて感謝しています。元気で長生きして欲しいです。

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