桃の節句と春ファッションの配色について

2018.03.02 (金)

雛まつりというと思いだすものの一つに、「ひしもち」があります。

赤(ピンク)、白、緑のきれいな配色だなと子供のころから感じていました。
菱餅はもともと、白と緑の2色のお餅だったそうです。白は菱の実を、緑は母子草という草(春の七草に入っている)で、今は蓬を使っているようです。緑と白の2色の重ねを三段や五段にしていたようで、すっきりと清涼感のあるクリーンなイメージですね。
明治時代に入ってから、クチナシの実の赤を入れて、3色の配色に変化してきたそうです。
雪(白)の中で
緑が目を出して
赤の花が咲く様子を表しているそうです。
春に芽吹く緑と美しく咲く花の光景は、女性らしさも感じます。そして、自然界の中にある配色は、美しい調和を作り、人々の気持ちを優しく和ませてくれます。洋服で活かすなら、この春に注目されている「緑」色のコートを羽織り、白のパンツ、ピンクの春ニットを合わせてみるのも素敵です。菱餅コーデは使えますね。
 
さて、余談ですが、菱餅は雛まつりの飾りの一つと思っていたのか、菱形の餅を私は食べたことがありません。
きれいな色付けがされていると個人的には食欲を削がれてしまうのです。お餅は、飾ったあとに焼いて食べるそうです。
角から食べていくと「角が立たないように丸く生きていく」といういわれがあって、雛まつりは子供のゆく末を想う行事なのだと、再認識させられます。
昔から親の子への思いは変わずに受けつがれてきて、これからも繋いでいくのでしょう。

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