まだまだ気温は低くて、空気が澄んで空の青さが際立っているこの時期が好きです。きりっとした風の中に春の日差しを感じるようになりました。だんだんと春へと向かっています。
とはいえ、ファッションの世界では2月は春商戦の本格的なスタートで、店頭の打出しはメインディスプレイはすべて新作へ変更、今まで戦ってきた冬商品のセールは、スペースをどんどん狭くして店内奥へと場所も移動していきます。
ですので商業施設でたくさんのアパレルショップを見ているともうすっかりと春めいた印象になっていると思います。今回は、春立ち上がりの色についてレポートします。
20代~40代の女性に向けたブランドをいくつも見ていると、共通しているのが色です。
・黄色
・緑
この2色を差し色にしているブランドが多くみられました。アイテムとしてはニット、ブラウス、スカート、ワンピースやバッグで、トレンドの花柄の中に取り入れられているものもありました。
◇黄色
マリーゴールド、たんぽぽ~レモンイエローまで質の違うイエローが出ています。秋冬においては、マスタードイエローのような深みのある黄色が注目されていました。コレクションでも黄色(マリーゴールドは特に)は注目カラーでしたので、そのまま店頭に出ているような感じです。
◇緑色
新緑のようなフレッシュなグリーン~黄緑色までの色が多く展開されています。少し黄みがかった色調が多いようです。
この時期の店頭では、スプリングコート+春ニット+ボトムのスタイリング提案が定番ですが、コートがベーシックなベージュ系の色が多いなか、どちらの色も、ベージュに相性が良く、ぱっと明るく華やかです。新しい季節に変わったんだ、と視覚に訴えることができる色です。
重くなりがちな冬の衣装から、軽く明るい春を感じるスタイルに切り替えて過ごしたいですね。