2月末になって、春の打出しの色に変化がみられるようになりました。緑、マスタードイエローは健在ですが、新しく春の「赤」がでてきました。
shelter、チャオピクニックなどのヤングカジュアルブランドの店頭では、2月末から新色追加で、赤が目立っていました。すこし朱に寄った黄みのある赤です。黄色の同系色になる「ベージュ」と相性が良く、特にスプリングコートで大きな面積を使うアイテムのベーシック色であるベージュにはもちろん、デニムのインディゴに映える明るい色です。
振り返ってみると、2018年の春夏コレクションでは、多くのメゾンで「赤」を押していました。ジャケットも、パンツも赤という全身赤スタイルも、多くのスタイリングで提案されていたのがヨーロッパコレクションでした。
日本のカジュアル市場に、赤が現れて、春の温かみと日差しの長さなどと相まって季節の冬→春への切り替え、タームチェンジが完成したようです。
春のお洋服を買い足すときには、差し色に「赤」を使ってみると、ぐっと今年らしい雰囲気になりそうですね。