10月に最高温度が12度です。これは異例の寒さで、46年ぶりの最高気温の低さであることです。
12度というと都心では12月の気温です。つまりは、冬支度で外に出る季節の気温です。
本来20度ほどの過ごしやすい最高気温のこの時期には、運動会や遠足や行楽などを楽しむイベントが多く設定されていますよね。急に10月の今からこんな季節先取りの気温となると何を着て行って良いのかわからなくなります。
余談になりますが、売り手のアパレル側の見方をしてみると、最低の気温が10度を切るとコートが売れる実需期となります。コートの実需期には、しっかりと店頭でコートが充実し、そのコートを着て出かけたくなるような、シチュエーションの設定とスタイリングを組んで、思い切り展開することを考えます。
それはさておき、今日のように季節にはずれて寒い日にはもう、冬コートとニットを着て、マフラーも巻いて暖かくしてくださいね。
ただ、程度も考えて防寒しましょう。全部冬素材にすると、「えー、そこまでやるの?」と少し違和感も感じてしまいます。例えば、マフラーやストールは、毛、アクリルものではなくて、綿、絹、ポリなどの素材のものを使うと良いかなと思います。
季節先取りは、コートでしっかり防寒して、首元などにも一枚足したいときに、冬しか使わない素材ではなく、多少の調節が出来るような素材でできているものを選ぶと、10月の寒い日は対応できると思います。