大型連休前の婦人服市場はどうなっている?その2

2021.04.26 (月)

前回はキャリア向けブランドの打ち出しの動向をレポートしました。

今回は、20代向けカジュアルブランドとギャル向けブランドについて、見てみます。
 
20代向けのブランドでも、トップスとボトムの軽衣料のスタイル提案がほとんどです。ノースリーブワンピースにカーディガンを羽織らせているコーディネートは各ショップのなかにいくつかありますが、羽織りものなしの単品スタイリングが目立っています。
アダム エ ロぺ、スローブ イエナ、ダイアグラムなどでは、同素材で作ったブラウスとパンツのセットアップの打ち出しも目を引きました。スーツほどにかちっとはしていませんが、柔らかくなびく素材でのブラウスとパンツのセットアップは上品でキレイ目なスタイルが表現できます。パンツなのでワンピースドレスよりも動きやすさもあり、ニーズがありそうですね。
またこれらのブランドでは胸元や肩におおきなフリル、ラッフルレースをつけたデザインのトップスが目立ってました。
 
ギャル系のブランドを見ると、キャリア向けブランドや20代向けブランドとはまた違うトレンドが見られました。
エモダやムルーア、スライなどではミニ丈のニットワンピース、ニットのオールインワンなどニット素材が多く見られました。もちろん冬のニットとは違い、保温性のない糸で初夏に向いている素材を用いていますが、身体のラインが出やすいニット製品を多く提案できるのは、若い世代がターゲットだからだな、と思います。

リップサービスやエゴイストでは、パイソン(ヘビ)柄、ゼブラ(しまうま)柄を大胆に使ったパンツやブラウスを使ったスタイリングが目立っていました。基本的に黒ベースでポイントに柄を入れたモノトーンコーデがギャル系ブランドの初夏の打ちだしとなっています。
 
連休が明けて、夏に向かう時期になったら今度はどんな提案がみられるのか、楽しみです。

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