来週から大型連休が始まります。GWですね。今年はコロナ感染症の拡大が懸念されて東京や大阪では再度の緊急事態宣言によって、おとなしく過ごす連休になりそうです。
この機会に衣替えという方も多いでしょう。衣類の断捨離をして、使うものだけを残して整理するといいですね。何があるのかが分かっていると、何を足すといいのかが分かります。結果として良いお買い物ができます。
さて、連休前のいま、どんなアイテムが店頭に並んでいるのでしょうか。
30代からのキャリア向けのブランドでは、トップスとボトムのスタイル提案が見られています。ジャケットとボトムのスーツセットアップや重ね着をしたスタイリングは、なくなりました。
トップスの特徴として、目立っているのが、「肩」でした。肩線を落とした「ドロップショルダー」がほんとうに多く提案されていました。肩線を上腕部に落としたノースリーブも多く見られました。肩がかくれることでノースリーブと半袖の中間のような袖丈になるので、「ノースリーブは抵抗がある」という方にも受け入れられそうです。ドロップショルダーのトレンドはこの数年継続しています。ゆるシルエット、リラックス、ラフさが表現された「抜け感」がキーワードです。
ボトムはパンツが増えています。目立ったのは2点。
1つは丈ですが、クロップド(切りっぱなし)のパンツが増えています。これはフルレングスではなく、くるぶし辺りの丈に切られた9分丈やふくらはぎの7分丈のパンツが多くなっていました。気温が高くなるにつれ、着丈も変化しています。
また、ワイドパンツも多くなりました。幅が太く脚から生地が離れて風がとおり、履いていて涼しさを感じる形です。
また、色に変化がありました。4月初旬では、白ベースでブルーといったさわやかな色合わせにレモンイエローやグリーンの若々しい色を差し色にしているのが目立っていました。
これがベージュベースですこし落ち着いた色合いに変わっていました。ベージュに、茶色やテラコッタ、レンガ色などを合わせたエレガントな配色が目立っていました。
例年、大型連休が終わると、店頭の色替えが行われますが、このときにベージュ主体のアースカラーでの展開が見られます。ことしは少し早くから、ちらほらとアースカラー(土や砂、植物にみられる色。ベージュ、カーキ、茶など)が出てきたようです。