大人のおしゃれってなんだろう?

2019.06.07 (金)

「おしゃれに、年齢は関係ない」

これは、私も本当にそうだな、と深く同意します。でも、この中には、
・年齢が高いことでおしゃれをあきらめない。
・年齢に捉われて何もチャレンジできないのは、古い価値観でかっこ悪い。
・年齢で限界を設定するのはナンセンス。
という、ある意味ちょっとリベラルでカッコイイスタイルを貫いている体を保ちたくて言っている場合もあって、「捉われない」「既存の概念を気にしない」というニューウェーブである「私」が誇らしいのかな?と思ったりすることがあります。あるいは夏木マリになれないけど憧れる、みたいな。少し毒を吐いていますね。
私としては、つまらない価値観にとらわれるなんて馬鹿らしい、いつでも何を着てもいい、というアナーキーな意見は、すこし無責任だなと思ってしまうこともあります。
私は、年齢を理由に、おしゃれを制限すること、もしくは逆手にとって手をかけないことには反対です。そして大切なことですが、その年齢に応じたおしゃれの表現方法がある、と思っています。
ロックンローラーが、年齢を重ねてもロックテイストの衣装を着用するのは良いのです。そこには外見よりも大事なスピリットがあるのでしょう。夏木マリが眉を剃り個性的なファッションでなお女性らしくかっこいいのは、そのスタイルが似合うスピリットがあるからです。
 
年齢に応じたおしゃれの表現とは、なんなのでしょうか。年齢を重ねてからおしゃれで気を付けることは、年を重ねたことによって得られた若い人にはない知性や気品や優しさや成長や経験からにじむ美しさを大事にすることだと思います。
それは、10代の女性が目指すものとは違うはずです。
 
それでも、皆が思うステキとはおしゃれへの価値観は人それぞれです。そして、ファッションはいつでも自由なものであってほしいです。
その自由の中で、どのようにその時々の自分を表現していくのかは、少し別の角度からの見方も必要かなと思います。TPOと書くと型にはまるようですが、いつ、だれにどこで会うのかによって相手にその場所に気を遣うことは、人間として美しいおしゃれなのだと思っています。
自由とはき違えない知性を持っていたいものです。

 
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