4月に入って、ファッションの打出しも様変わりしています。今回は20代30代向けの人気ブランドの打出しをチェックしてきました。
アダムエロぺ、イエナ、レイビームスなどで、共通して展開されていたアイテムやスタイルがありましたのでレポートします。
◇ハイウエストのパンツ。
形としてはロングワイドパンツがまだまだ主流です。
ロング丈でワイドシルエットのパンツですので、ボリュームが多いアイテムです。ボトム側に重心がくるバランスのスタイリングになるので、トップスが軽め(丈が短いか、幅が細みか)のものとの合わせがメインで、継続したトレンドです。
春先からパンツのデザインが少し変わってきています。それはウエストのデザインです。サッシュベルトの台頭で見られるように、ウエストマーク、ウエストにポイントを持ってくる、ことがトレンドです。パンツではそのトレンドを取り入れたデザインの展開が多く見られるようになりました。
・ハイウエスト
・ウエストから上部に向けてタックをとっている。
・リボンや太目の共生地ベルトをウエストに回して、全面でリボン結びにする。
このようなデザインのパンツが増えて来たようです。
◇エスニック フォークロア
民族調と訳されて、エスニックやフォークロアなどと言われるファッションが、各ショップで展開されていました。
一括りにしてしまうのは、乱暴なのでしょうが、「民族調のファッション」が、トレンドとしてこの春夏に流れています。
「民族調ファッション」とは、アフリカ、中近東、南米、インド、東南アジア、モンゴルなどの地方の、それぞれの地域に伝わっている独特の色合いや柄、風合いを表現した素材を使用したり、デザインを真似たファッションです。
アイテムとしてはプルオーバーブラウスが出ていて、胸元や衿元に刺しゅうやチロリアンテープ(画像)を施したデザインのスモッグ風ブラウスなどが、多くのブランドで展開されています。
スラッシュネックの衿開きや、V字に開いた首元に編み上げの紐を通したりしたものなどデザインバリエーションも豊富です。