「銀座の効率小学校の制服」に関する感想です

2018.02.14 (水)

東京都中央区にある泰明小学校。
銀座の一等地に存在する公立小学校です。私にとっては、銀座の目印のひとつでありますが、この公立小学校に関するニュースで世間が騒いでいるようです。

標準服(制服ではなく、必須ではない)をアルマーニ監修のデザインに変更するということです。
ジャケット・スカート・パンツ・ブラウスなどに、セーターやソックスを合わせると一人当たりの費用が8万円程度になるそうです。その費用の高さに対して、批判的な意見がメディアでは話題になっていました。
費用負担に対して、結局、関係者ではない他人やメディアが騒いでいるだけのような気がします。その小学校に通う生徒の父兄が了承、望んでいるのなら採用すればよいのでしょう。
私個人の感想は、「アルマーニの前にどのブランドを選定していたのか、について理由をしっかりと公表(少なくとも父兄には)すべきで、そこが抜けているから理解されないのでは?」というところです。
当校長の記者会見で、「他のブランドに打診したが、結果受けてくれたのがアルマーニだけだった」と言っていました。
他の候補のブランドがどこであったのか、そしてそれらのブランドを「何基準で選定したのか」を明かすことが重要だと思います。銀座発祥など銀座の伝統、文化の発展に貢献している生地屋さんやテーラー、銀座に根付いている子供服メーカーなどを候補としていた、のであれば、教育の一端として意義があるように感じます。
アルマーニは結果。
泰明小学校は、近隣の画廊巡りなど、銀座の伝統について学ぶ授業もあるそうです。
標準服についても、銀座ブランドを取り入れたいわば、銀座の伝統を守る・後世へとつないでいくという強い想いによって選定されてほしいと思いました。
銀座の伝統のある小学校とブランド標準服の相関性が、いまひとつ伝わってこないのが残念です。

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