デニムを知って、もっと好きになる

2017.05.13 (土)
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この春夏も大人気のデニム。
そういえば、デニムが市場から消えたシーズンって、ないですよね。言い換えると、シーズンや時代を問わず、デニムはいつも私たちのファッションに密着しています。デニムは「定番」と言われていますが、本当にそうですね。いつもそこに在って、そしていつも新しい。

 

 

今回はデニムについて、その生い立ちや性質について記載していきます。
 
もう、ファッションには欠かせない「デニム」。
もともとは、金鉱が発見されたアメリカで金を掘り当てて一攫千金を狙う”ゴールドラッシュ”の時代に、労働者たちのニーズによって生まれた作業着です。
 
重労働の作業に耐えられる丈夫さを持った作業着がなくて、すぐに破けてしまって困っていたところに、それまではテントの帆布に使われていた生成りのキャンバス地で、パンツを作ったのが始まりだそうです。道具を入れたりして、力のかかるポケットの口には、リベットという鋲(びょう)を取り付けて、より頑丈に作られていったようです。
 
デニムの定義は、ある程度の太さ(10オンス)以上の綿の糸を綾織りに織った厚手の生地と言われています。
縦の糸をにインディゴで染めた糸を使って、横糸には白い糸を使って織り上げるので生地の表側はインディゴの藍色が見えて、裏側は白く見えるようになっています。
 
そもそも、天然素材である綿は、構造上、糸の中心まで染料が届きにくく、染まりにくい性質があります。デニム以外の綿の生地は、擦ると白っぽく色が抜けてしまいます。これを綿が白化するといいます。
 
染料であるインディゴもまた、染まりにくい性質を持っていて、ペンキを壁に塗るように、生地の表面に色をかけるような染料(顔料)として使うこともあります。今では人工的な染料を用いていますが、それでも染着力が弱くて、何回も色をかける、染色することを繰り返して色を付けていきます。
 
ひざを床について掃除したりすると、擦れることによってデニムのひざが白っぽく色が抜けてしまいます。お気に入りのデニムを着用するならば、綿や染料の性質を知っておいた上で、色落ちしないように少し気をつけると良いですね。
 
また、洗濯についてですが、ヴィンテージなどを好むデニム愛好家は、買ったときの色合いを大切にして「洗わない」という方も多いです。ファッションとしての価値を大切にするならば、色合いを保つことは重要で、デニムの色はそれだけ繊細なのです。

でも、やっぱり清潔に洗いたいという方は、すっかり裏がえしてインディゴの面を内側にして洗濯するようにしてください。清潔さとファッション性を両方取りたい方にお勧めです。
 
デザインなどのファッション性も兼ね揃えて、高価なデニムも増えています。しかし、デニムそのものははかなりくだけたもの、普段着と位置づけられています。今も格式の高い場所や職場では、デニム(ジーンズ)禁止とするところもありますので、TPOに気遣いながら使いたいアイテムです。
 
もとは労働者のための作業着として生まれたデニムですが、今では、メゾンのコレクションに必ず登場し、カジュアルスタイルを楽しむファッションモデルやセレブの方々にも広く愛されています。
その価値の遍歴も含めて、とても魅力があり、興味深い素材です。

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