みなさんは「エンディングノート」のことをご存知でしょうか。名前を聞いたことがあるかもしれません。でも実際にエンディングを書いたことがある方はまだまだ少ないようです。
エンディングノートを親に書いてもらっていて助かったということが体験談として多く聞かれるようになりました。今日は多く聞いた事例を参考になればと思い、エンディングノート有効例として記載いたします。
【もしも、なにかあった時に】
何かあった時に、親戚、知り合いの誰に連絡すれば良いのでしょうか。
自分を中心とした家系図は書くことができても、親となるとなかなか難しいと言われています。ご兄弟の連絡先はまだしも親の叔父、叔母などまでみなさんは、連絡先を把握していますでしょうか。
エンディングノートには、記載する人を中心とした家系図を簡単に記載できる箇所があります。
また、普段「●●ちゃん」とか「横浜のおばさん」などの愛称で呼び合い、仲良くしている親戚なのですが、本名が不明確の場合、今更改まって聞くのも失礼になると感じて困ってしまいますね。このように、顔はわかるけど、どんな関係なのか?という親戚のことも家系図で関係性がわかると良いし、漢字でフルネームとなると、いつも仲良くつきあいのある方であっても案外に分かっていないということがあると思います。
エンディングノートに書くことで、周りが迷わないようにしておきたいですね。
合わせて連絡先も住所、電話番号はアップデートできているかも知っておきたいところです。
また、友人、知人の誰に連絡して欲しいか、もしくは連絡して欲しくないのは誰か?も記載してもらっていて助かったと言われています。たとえ親子であっても、個人が個人に抱いている感情など他人にはわからないことが多いのです。
これらもエンディングノートに書いてあると、対応していくのもスムーズにできますね。
入院した時に、当人と親しい友人なのかと思い、家族が気を回して連絡をとり、お見舞いに来てほしくない人が来た、など、気持ちを害してしまうようなトラブルも無くなります。
遺言書のように、自分が亡くなってからのことを想像しがちですが、人生の希望や願いやこうありたいという思いを記載しておくのがエンディングノートです。
自分はまだまだ若いから、というのではなく、ぜひ、周りの大事な人たちが迷わないように自身の気持ちを「エンディングノート」に書きとめておくとよいかと思います。
そして何回も状況に合わせて書き変えていくと、それが指針となって人生は希望するものに向かって進んでいくのではないでしょうか。