エコファーってなに?(1)~そのライダースジャケットは何で出来てる

2018.12.18 (火)
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衣類(主にコートやジャケット、ストール)に使われているリアルファーには、ラビットやフォックス、ラクーン、ビーバー、ミンクなどの「毛皮」と、毛をカットした、もしくはもともと毛のない動物の「皮革」があります。

 
本物の動物の毛皮を加工して製品にしているので、希少価値やその持ち味・風合いはとても豊かだとして好まれて使用されていました。もちろん比較的高価なものになるので、お金持ちのランクを表現するためにも使われていた側面もあるようです。
 
先日のことですが、シャネルが「毛皮や爬虫類の革を使用しない」と宣言しました。ここ数年のうちに、一流のメゾンの中にも「動物の皮革を使用しない」とする宣言が多く聞かれています。動物愛護の観点から出たムーブメントです。
 
これに代わって一層注目されているのがフェイクファーです。今は「エコファー」と呼んでいます。
今回は、今期もまたトレンドキーワードに浮上している「ライダースジャケット」の素材について、記載していきます。
 
ライダースジャケットは今年は圧倒的に黒で出てきました。リアルファーで作られる場合は、牛革、羊革などの光沢のある表革(皮の銀面:表面)が多いと思います。一方、フェイクファーで作られているものも多く出展されています。
フェイクファーとは、本物の動物の皮革に似せて作った人工の素材です。ポリエステルが主流ですが、ベースになる基布上にポリアミド・ポリウレタンなどの合成樹脂を乗せて、天然皮革風にしたものです。ポリウレタン樹脂を乗せたモノと塩化ビニル樹脂を乗せたモノがあります。前者は柔らかい皮革の風合いに近いものになりますが、後者はビニール皮革とも言われているようにビニールでコーティングしたものです。水分に強いのでメンテナンスが楽です。
 
フェイクファーの本物の皮革と比べて良いところは、・安価であり、・お手入れも楽 ・加工がしやすいので思い通りの色が付けられたり柄物も作ることができるので、製品としてのデザイン性は高く、ファッションとして楽しめるなど、たくさんあります。
 
一方、デメリットもあります。コーティングは基本的に経時劣化していきます。リアルファーならば、時間とともに油による色の変化や着用による柔らかさが出てきて、味わいが生まれます。しかし、フェイクファーは数年着用すると、酸化して劣化します。具体的にはコーティングが剥がれてくるのです。ボロボロしてくるのはフェイクファーだからです。
 
 
あなたの持っているそのライダースジャケットは、何で出来ていますか?これから購入する方は、素材を確認してみてください。リアルファーにはその良さがあり、フェイクファーにもその良さがあります。あとは何を基準に自分の服を選ぶのか、によります。昔は動物の革が冬の寒さから人間を守るものでした。現代においてはリアルファーを使わなくとも、現代では代替素材がいくらでもありますから。

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